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(2)ガンコ山ヴィレッジでのムシトリ方法

 早朝か夕方暗くなってからがやはり捕れるのであるが、最近の傾向か、ガンコ山ヴィレッジの特徴か。夜になってからの方が圧倒的に捕れる。(ガンコ山ヴィレッジの斜面の向きが東を向いていて、早いうちに明るくなってしまうからかも知れない…)
 クワガタ&カブト虫は、昼間は土の中で寝ているので、土を掘ってとる方法もある。
 『しかし、それは「ムシトリ名人」としては邪道である。』
 これは子供のころから感じていたことだが、寝ているのを起こして捕るのは、あまりにもかわいそうであると感じてしまう。「弱いものいじめ」をしているのと同じ感覚である。
 よって、土を掘ってまで捕るならば、子供に「弱いものいじめをしてはいけない」という感覚を麻痺させてしまうかもしれない。
 テレビゲームで次々に殺人を犯して、現実とゲームとの違いがわからなくなって、犯罪を犯してしまう子が最近増えていることと、同じことが生じてしまう恐れがあるからである。
 それに、やはり木に張り付いている虫を捕ることに、なんといっても大きな感激を覚えてしまう。
 虫が気付いて、どんどん上に登ってしまうこともあるし、木の穴の中に逃げこんでしまうことも多い。さらにクワガタがいる木には、スズメ蜂がいることも多く、そんなに簡単には捕れないこともある。
 【そのもどかしさも楽しみの一つなのである。】
 特に大きなカブト虫やミヤマクワガタが捕れたときは、言葉では言い表わせないほどの感激があるものだ。
 そして、なぜかガンコ山ヴィレッジにはミヤマクワガタが多い。私が子供の時には、一度もミヤマクワガタを捕ったことがないのである。千葉にはミヤマが多いのかもしれない。
 その他、どこにでもいるコクワガタも多い。しかし、コクワはとれてもなぜか感激が薄い。私の差別のせいかも知れないが、コクワがいても見ているだけで捕らないことが多い。
 ところで、最近はカブトだろうがクワガタだろうが、一度捕っても逃がしてしまうことが多い。
 そして『今度は捕まらないようにしろよと!』と虫たちの味方になってしまうことさえある。年のせいだろうか?
 私が子供の頃には、足で木を蹴って落として捕る方法をよくやった。
 しかし、ガンコ山ヴィレッジでやると、斜面が多いのと下草が多いのとで見失うことが多い。だから、一人で捕るときはまずやらない。見失って踏んでしまったらかわいそうという気持ちがあるからだ。
 ある人は、ガンコ山ヴィレッジ独特の『杭打ち道具:バット君』を持ってきて、木を叩き揺らして捕るという人もいるが、それも「ムシトリ名人」としては邪道で、潔しとしない。
 丸腰の相手に機関銃で攻めるようなものである。
 やはり、同じ土台の上で勝負すること、は最低限の人間と虫とのマナーである。

『(3)何故たくさんのムシ達が集まるのか?』へつづく
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