ガンコ山ファンクラブ
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ガンコ山マスターへの道
〜ガンコ山的飯炊き道〜
(第1回)
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前回は焚き火についてお話をさせていただきました。
今回はその焚き火の火を利用した【飯炊き術〜飯炊きマスターへの道】の話です。
焚き火の火は、人の心を暖めるだけでなく、その火は、人類が最初に手にした偉大なエネルギーだ。
しかも、それは、焚き火の3大原則第一条の【燃やすものは天から与えられた自然のもののみ】ということを守れば、CO2を出さないクリーンな再生可能エネルギー(自然エネルギー)ということになる。
どうして「木を燃やしてCO2を出さないのだ?」と不思議だが、木は切って燃やしても、次にまた木が生えて成長したり、また木を植えるからある一定期間のレベルでみれば、地球上のCO2の量は変わらないという理屈なのだ。
だから木を切って燃やさないで、木の家や丸太の構造材などに利用すれば、CO2はそこに閉じ込められ、新しい木がまたまたCO2を吸収する分、さらにCO2排出削減に貢献するということになる。
ついでに、花粉症で悪の権化になってしまった杉だが、彼の名誉の為に言えば、雑木よりも杉等針葉樹のほうがCO2の吸収率が高いといわれる。
こんな話をすると、山菜樹木マスターの時のネタ話がなくなってしまうので、この辺で【飯炊きマスターへの道】に入る。
とにかくこのクリーンで偉大な焚き火の火を、エネルギーとして活用しない手はない。
だから、このエネルギーを飯炊きに活用する。
心が温まるなんて言っても、いざという時に飢えていたら、やっぱり悲しい。
だから飯炊きもアウトドアライフでは、焚き火と並んで基本中の基本だ。
アウトドアレクリエーションを楽しむ中、せっかく美味しい空気の中でレトルトというのでは、ちょっと寂しい。
家族みんなで薪をくべ、火の番をしてご飯が上手く炊ければ、とてもよい思い出になるだろう。
食い物というのは、美味しい思いでも、ひもじい思いの恨みも、よ〜く、頭に残るものだ。
考えてみれば、我々は、石油、天然ガス、ウランなんかで火を燃やし電気にして、また熱にして。
と、まどろっこしいことをして、「おまんま」をいただいている。
その点、直接直火で炊くのは、効率もよいし、しかもクリーンエネルギーで天の理に適っている。
しかーし!である。
若い方は、ご存知ないかもしれないが、星一徹が卓袱台をひっくり返していた時のようにしていたら、ドメスティックバイオレンスやセクハラで訴えられる世の中に、一体、誰が薪なんかで飯を炊くのだ?
NHKのプロジェクトXかなんかで、電気釜を作った人の物語を見たのだけど、その開発根性、動機とも偉い!
お考え、ごもっとも、と思ったわけである。
曰く、「日本の主婦を炊事から開放してあげたかった」とか、「もっと時間をつくってあげたかった」とか。
その通り!3食、薪なんかで飯を炊いていたら、亭主の顔より釜を見る時間の方が長くなって、化粧するヒマもなく、火吹き竹ばかり吹いていて、日本中の主婦は皆、ひょっとこ顔になってしまう。
おまけに上手く炊けないと星一徹が飛んでくる。
泣いても、ひょっとこが泣くから、反省している様子にみられず、同情もない。
これでは主婦になるということは、飯炊きひょっとこになるということで、もし、かまどの代わりに練炭なんぞを使えば、練炭中毒になるし、昔は警報機がない頃はプロパンもよく爆発事故があり、あまりに悲惨すぎる。
薪を使う直火で飯を炊くなんていうのは、薪割りもあるし、火加減から目を見切ってはいけないし、なかなか面倒臭い。
ガンコ山はお客さんが、いなくても、ものすごく忙しい。
そこで、ガンコ山はお客さんがいないときは、意外に貧しく食事を済ましている。
ラーメンはチャルメラと決めている。
シイタケをホタ木からとってきて出汁をチャルメラしょうゆ味と混ぜるとかなりうまい。
お客さんがいるときは、まったく貧しくない。
なぜかといえば、お客さんからのオスソワケを食ってしまうからである。
オスソワケというより、きちっと1人前いただくようになっている。
ガンコ山ツリーハウスではお客さんが、ガンコ山さん、どうぞ、なんていうフレンドリーさがただよっている。
人に何か譲ってあげようとかいう時、だいたい躊躇するのは、相手が固辞したら面子が立たないということによる。
でも、ガンコ山は固辞するなんて、そんなフレンドリーさが欠落したことをしない。
でも、腹いっぱいの時は、ちゃんとフレンドリーに断わる。
こんなことを書いたからって、ガンコ山が飯を強要するような怖い人と思わないでほしい。
ほんとに人々がフレンドリーにそう思うようになるのだから安心してほしい。
でも、ガンコ山は皆さんが飯をつくっている間も、食べている間もチョコチョコといそがしいので、たいがい皆さんの口
をつけた後に、いただくようにしている。
風ボタルはガンコ山ヴィレッジでの仕事柄、だいたい夜は手すきになる。
それで皆さんが、飯を作っている間に、いつの間にか皆さんと一緒の席にちょこんと座っている。
それでバーベキューでも何でも、料理が出来上がれば、お客さんは当然、「風ボタルさんできました。どうぞ!」ってなことになり、風ボタルは「そうですか〜?いただきます!」なんて言って、パクンとしてしまう。
こうなると、どちらがお客さんか分からないほどフレンドリーシップ抜群の風ボタルとの夕餉である。
(つづきます!)
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